2019年4月21日日曜日

Excelで構築した顧客管理システムの利用

・顧客管理システム構成

①顧客情報入力

 ・個別情報追加入力、修正、削除
 ・個別情報検索
 ・条件検索及び一括印刷

②顧客情報一覧

 ・全ての顧客情報の一覧
 ・条件付き一覧及び一括印刷


・利用するデータベースについて

 AFE6は、ファイル型データベースSqLiteを利用しています。デフォルトパスワードは「aotori」です。
 ※Excel上データ表示位置の修正など、直接データベースをツールで修正したほうが便利ですね。下記の図はPupSQLiteで本文のデータベースを開くときの画像です。



・ダウンロード
下記のリンクさきから上記のExcelファイル及びデータベースファイルのダウンロードできます。
顧客管理システム_AFE版.xlsx
顧客管理システム_AFE版.db


質問などの問い合わせはメールでお願いいたします。
advice9801@gmail.com

2018年11月25日日曜日

Aotori for Excel7 (AFE7) 用データベースの表構成

Aotori for Excel 7(AFE7) サポートされているMySqlサーバーのバージョンは5.5, 5.6, 5.7, 8.0です。
Aotori for Excel7 (AFE7) 用データベースの表構成について、簡単に説明いたします。

AFE7の表構成

aotori_control:参照表の定義
 直接入力できない一覧表示用シートに表示するデータの定義用

aotori_sqlcondition:検索条件保存用表
 データ表示時の絞り込み条件を保存する表

aotori_user:ユーザー管理表
 パスワードはMD5で暗号化されます

book1_sheet1:Excelファイル「book1」のシート「sheet1」の定義表
 入力用シートの表定義

book1_sheet1_data:Excelファイル「book1」のシート「sheet1」のデータ表
 入力シートによる入力したデータを保存する表

※最新のインストラーファイルは下記のリンク先から取得できます。

2018/11/01 [Aotori 7.0.0.12]

ダウンロードしたファイルを解凍したら、インストールしてください。

以上、お楽しみに o_O

2018年11月24日土曜日

Aotori for Excel7 (AFE7)のインストール

注意
Windows10、Microsoft Excel2007、Excel2010、Excel2013 のみテスト済
最新のインストラーファイルは下記のリンク先から取得できます。

2018/11/01 [Aotori 7.0.0.12]

ダウンロードしたファイルを解凍したら、下記のような構成となります。


「setup.exe」をダブルクリックするとインストールが始まります。

 ※アンインストールしたい場合、下記の図のように「設定」→「アプリと機能」リストにある「aotori」を選択して、「アンインストール」をクリックすることによりアンインストールできます。


ログイン

Excelの「AOTORI」リボンにある青い鳥のアイコンをクリックするとログイン画面が現れます。


下記のログイン画面にて、「データベースファイル」を指定して、データベースログインパスワード、ユーザーIDとユーザーパスワードが正しく入力できれば、ログインできます。


Aotori7のログイン画面

MySqlとの接続
 ※事前にAotori用スキーマとユーザーを用意してください。

 MySql接続確認
 ログイン画面の「設定用パスワードは」欄に「admin」を入力し、横にあるボタン「確定」をクリックすると、「業務DB詳細設定」タブが活性化になります。
 接続情報を入力して、確認、情報の保存ができます。初回ログイン時最低限必要なテーブル及び情報の生成が自動的に行えます。スキーマ最初のAotoriユーザーは「Aotori」となります、パスワードも「Aotori」です。ログイン後、リボンのオプション画面でユーザー追加、変更できます。DBツールを利用して、ユーザーの追加、修正も可能です。注意点として、パスワードはMD5で暗号化する必要があります。


ログインしたら、リポンの表示が下記のように変わります。各機能ボタンが使えるようになります。

インストールについて、下記のマニュアルを参照してください。(古いですが、参考として問題ないと思います)
Aotori7-0-0-10Manual.pdf

:)はい、インストール編はここで終了。

Aotori for Excel アドインを長期利用する場合、ライセンスの購入が必要です。
十分のご試用の上ライセンスの購入をご検討をお願い申し上げます。

 

2018年11月10日土曜日

Aotori for Excel 管理応用編 - 請求システム

使い方

下記のリンク先からサンプルを取得できます。



1. Aotori for Excelにログイン

Excelの「Aotori」リボンを開く

データベースファイルの選択にて「請求.db」を選んで、確認します

ログインできたら「取引先情報」シートにデータが表示されます

2.「取引先情報」の使い方
 この画面より取引先情報の入力が行えます。

 ・必須項目及び入力項目の確認

 必須項目及び入力項目を知りたい場合、「背景色」をクリックすると、設定した背景色でキー項目と入力項目背景色付けられます。

背景が黄色いの項目は必須項目です、水色のセルは入力項目となります


 ・入力補完機能

 既に入力したデータを参照したい場合、一部の項目を入力すれば、「単項目補完」と「全項目補完」機能を利用できます。
 例えば、上記の図「請求先」に「運送社C」を入力してから、「全項目補完」ボタンをクリックすると、既存のデータ全て表示されます。
 
 ・データの保存

 入力完了後、「データ保存」ボタンをクリックするとデータの保存ができます。
 入力したデータの確認は、データベースツールを利用できますが、一覧画面を作って簡単に一覧画面で確認できます。

 ・一覧の作り方

 「参照作成」で一覧表を定義できます。

 手順は下記の三ステップとなります。①一覧シート追加、②表示項目追加、③参照表定義を追加となります。

 ①②は下記のように作成しましょう。



 ③参照表定義の追加
 Aotoriリボンの「参照作成」ボタンをクリックし、「Aotori Design参照作成」画面にて「請求書_取引先情報_data」を選んで、「参照マスタ確定」ボタンをクリックします。


 一覧画面ではデータの参照のみとなりますので、チェックボックス「データを作成」をクリックしてチェックを外します。

 一覧画面のデータ表示行数は最大20行なので、「縦」欄に20で入力します。データ表示位置「アドレス」列の修正も大事です。一レコード目のデータ表示位置で入力して下さい。

 次は、「表作成」ボタンをクリックすれば参照表の作成ができます。


 完成した一覧画面下記のようになります。
 ※ダウンロードしたExcelファイル及びDBファイルには一覧画面が含まれてません。


3. 請求書入力画面

 この画面で請求情報を入力できます。


背景色表示

 上記の図のように、キー項目は、取引先 ID、請求書番号、品名 計三個あります。
 一部の項目入力したら、「単項目補完」、「全項目補完」を利用すれば、情報の補完ができるので、重複入力がある場合効率はよくなります。

4. 請求書

 ①出力データの指定
 「請求書」を発行するため、データの特定が必要です。
 「条件検索」ボタンをクリックするとSQL文入力画面から条件の指定ができます。


 条件指定で検索した後、データの変更があれば、「更新」ボタンで同じ条件で再検索が行えます。

②この画面では、3つの「特殊項目」が定義されてます。
 「ページ番号」 オプション設定によって、「PAGE 1」、「第 1 ページ」のように修正だきます。


 「消費税」 オプションで設定した税率で、指定した列の合計から消費税額を計算され表示します。最後のページのみに出力されます。
 「合計」 指定した列の合計が表示されます。最後のページのみに出力されます。

消費税と合計は最後のページに出力されます
※詳細行6行非表示に設定してます

③PDF出力
 特に説明が必要ないですが、ページ表示の調整が必要です、出力して確認しましょう。
1ページ目

2ページ目

説明は以上です。

2018年10月28日日曜日

Aotori7 for Excel 基本機能紹介


Aotori7 for Excel (略称はAFE7) はExcelのVSTOアドインです。ExcelとMySQLを利用するシステム開発ツールです。

AFE7の最新のインストラーファイルは下記のリンク先から取得できます。


インストールについてはAotori for Excel のインストール」を参照して下さい。MS Office及びWindowsのバージョンが多いため、インストール時のエラーが発生する可能性があります。足りないランタイムなど自動的に取得しインストールしますが、WindowsとOfficeのアップデートについて、インストール前に確認することは無難でしょう。

MySQLとの接続について



AFE7(Aotori7)のログイン画面からMySQL専用の接続設定、確認ができます。設定用初期パスワードは「admin」です、変更後保存できます。

※インストーラにあるcreate.sqlでAotoriの初期ユーザー、コントロールテーブルの作成が必要です、DBツールにて作って下さい。

MySQLの接続情報を正しく入力できたら、テストボタンで確認できます。「接続OK」が表示されたら「ログイン情報」よりログインできます。

基本機能について


リボンの使い方はAotori6(DBはファイル型のSqLiteを採用する)との差異はほとんどありません。

ここでは最新の機能を1つ紹介致します。

条件検索後にデータ更新、追加があれば、ボタン1つで一覧の更新できるようにリボンに「更新」ボタンを追加しました。


上記の図のように、以前の投稿「Aotori for Excel 管理応用編 - 会員管理の作成」で作成した「会員情報一覧」にて「検索条件」から会員№「A001」を指定検索した後、データが追加された場合、Aotoriリボンの「更新」ボタンをクリックするだけで追加されたデータが表示されるようになります。

以上、なにが不具合、改善要望があれば、連絡して頂ければ幸いです。

advice9801@gmail.com

2018/10/28

2018年10月19日金曜日

Aotori for Excel 管理応用編 - 給与システムの作成

方針(夢):Do it by user!

ステップ ①

- デザイン




作成手順及び使用方法の動画

今回、Excel2007のテンプレートから「給与計算表」をダウンロードして、ベースとして利用することになります。



この「給与計算表」ブックは、下記の3つのシートで構成されます。

シート①

「社員情報」:社員情報の一覧ですね、社員情報入力シートを追加します。「社員情報一覧」と「社員情報入力」2つに分けます。

シート②

「給与計算」:実際の勤務状況によって当月の給与を計算してます。このシートも「給与計算一覧」と「給与計算入力」2つに分けます。

シート③

「給与明細書」:給与明細書そのものです。色んな形式に変更できると思いますが、とりあえずこのままで利用します。

最終的なシステムは、「社員情報入力」、「社員情報一覧」、「給与計算入力」、「給与計算一覧」、「給与明細書」5つのシートで構成されます。

ステップ ②

- 表作成


※ファイル名「給与計算」で保存します。表名の一部になります。

「社員情報入力」と「給与計算入力」はデータ表として、「社員情報一覧」、「給与計算一覧」、「給与明細書」は参照表としてデータベースに登録します。

※テンプレートには色んな式が入ってますが、後から直す必要があります。

・「社員情報入力」表は、「社員情報」から流用したもので、項目はそのままにします。

Aotoriリボンからログイン画面を開き、新規DBファイル名で接続確認できたら、ログインします。この場合データベース新規作成となり、下記のメッセージが表示されます。



カラム名とカラム名のアドレスも入れましょう。リボンの「カラム名選択」と「Aotori Design」画面の「カラム名」ボタンを活用すれば、入力は楽です。


キーは、社員番号のみで十分でしょう。

「社員情報一覧」の作成は簡単です。「社員情報一覧」シートを選択してからAotoriリボンの「参照作成」ボタンをクリックします。「Aotori Design参照作成」画面から、先作成した表を選んで、「データ表作成」チェックを外して、「縦」に25を入力します。

下記のように、入力画面にて入力した情報一覧に反映できればOKです。



給与計算入力」と「給与計算一覧」は上記とほぼ同じように定義します。




給与計算入力」について、月単位で入力するため、給与支払い日をキーとして追加します。「社員情報入力」で入力した社員番号と社員名を利用したいので、Aotoriリボンの「マスタ定義」をクリックして、そのままマスタとして定義します。D列からL列は、参照項目として利用しますが、給与計算入力」では入力しないので、非表示にしましょう。

給与計算入力」画面から入力時Aotoriリボンの「マスター参照」ボタンをクリックしてマスター参照できます。

「給与計算一覧」は、入力画面を基づいて簡単に作成できます。必要の項目を選んで、ループ対象、縦方向の表示数を設定します。完成した一覧は下記のようになります。



「給与明細書」の表定義について、データが縦方向4レコード分表示するため、縦方向の重複数値4で設定し、ステップが12で設定します。



上記の図のように項目の「アドレス」を正しく設定できれば、下記の図のように「給与明細」が出力されます。4件超えた場合、「次ページ」で次のデータ表示ができます。


注意点


・「マスター定義」利用できない場合、データ定義再読み込みのためAotoriに再ログインが必要の可能性があります。

・縦方向の複数のレコードの整形出力は、理解しにくいと思いますが、かなり便利な機能です。当然ですが、横方向も利用できます。ポイントは「ステップ」数の入力ですね。

以上、お疲れ様です。


完成したDBファイル、Excelテンプレート


下記のリンクからダウンロードできます。


※AotoriForExcel本体は下記のリンクから最新版を利用してください。

AotoriForExcel_installer.zip


2018年10月17日水曜日

Aotori for Excel 基本機能紹介

Aotori for Excel (略称はAFE6) はExcelのVSTOアドインです。Excelとデータベースを利用するシステム開発ツールです。

最新のインストラーファイルは下記のリンク先から取得できます。

Aotori for Excel Installer Download

インストールについて、「Aotori for Excel のインストール」を参照して下さい。

基本機能 ① データベースの利用

上記のリンク先にあるAotori for Excelは、バージョン6です、データベースはSQLiteを利用します。

SQLiteのメリット

・データベースのインストール、設定は不要
・パフォーマンスは他のデータベースに負けない
ファイル単位なのでバックアップを取るのが楽です
数万件のデータを扱ってみた限りではMySQLと遜色が無いです
データベースの接続は簡単、ユーザーID/パスワードあればOKです
・共有ファイルにデータベースファイルを共有すれば、
 ネットワーク経由で共有できます
・SQLite自体は著作権を放棄しパブリックドメインに帰属するため、自由に利用できます



AFE6のログイン画面

ログイン画面の通り、データベースファイルと接続用パスワード正しく入力できれば、接続は完了となります。データベースファイル存在しない場合、自動的に新規で作成されます。ログインユーザーとパスワードは別でユーザー表に定義されるので、より安全なセキュリティー対策を取ってます。
※AFE自体のライセンスは有料です。長期利用する場合、ライセンスの取得が必要です。


基本機能 ② 迅速なシステム開発に最適


入力画面、検索画面のデザインがあれば、データ表示作成にはプログラムなしでできます、効率は非常に良いです。





例えば上記のデザインがあれば、その通り、簡単にデータベースの表を作成できます。作成したら、すぐに条件検索、データの保存、削除、更新、データの型チェック(一部)、サイズチェック機能が揃ってます。




基本機能 ③ 一括PDF、印刷機能あるから、一覧画面及び入力画面そのまま一括で出力出来ます


別々で帳票をデザインする必要ないですが、項目絞って帳票にしたい場合、エクセルで簡単に行えます。帳票の開発も楽です。



Aotori for Excel の機能ではないですが、エクセルの基本機能を活用して、より多彩なフォームが作れます。エクセルの計算式など固有機能はそのまま利用できます、さらに複雑な部分はVBAと言う強力なツールも利用できます。

簡単に利用できることと豊富な機能を持つことは、Aotori for Excelの設計コンセプトです。いろんな場面で活躍できるように期待します。