方針(夢):What you see is What you get
一覧表示
-問題点と対策
「Aotori for Excel 会計応用編 - 仕訳帳の作成」で作成したExcelとSQLiteデータファイルを使ってみましょう。先ずは、「会計_2018.xlsx」ファイルをExcelで開き、AotoriリボンよりAotoriツールにログインします。
※今回は、Excel2007を使います。前回Excel2013で作ったExcelファイル、利用したDBファイルそのまま利用ですます、うん、当たり前 w。
上記の図のようにデータを入力して、「データ保存」ボタンをクリックしてデータを保存できます。
一覧画面「会計_仕入帳」シートは、入力用シートそのままを利用して、6行目を32行まで増やすだけだと、タイトル、部門、年度の複数件表示が崩れます。縦方向へ一覧表示すると、他の項目と重ねてしまいますし、重複しないで表示すると、1個しか表示できない。
対策として、一覧表示に列を追加して、部門と年度を正しく複数件表示するように一覧シートを修正します。
注意点として、「参照作成」で作り直しではなく、後からデザインを修正したい場合、DBツールを利用しましょう。
最終的な表定義は、下記のようになります。
一覧シートは、下記のようになります。
問題点2. -32件以上のデータ表示について
そう、上記の図のように、この問題は、Aotoriアドインが解決してくれます。32件を超えた場合、改ページで表示されます。
普通のExcel表示とは違って、一覧シートには全てのデータを持つではなく、一回の表示は最大の表示行数まで表示します。残り分は改ページボタンをクリックすれば、表示されます。
問題点3. -条件検索について
わざわざ一覧シート、参照用テーブルを作って、条件付きで検索できればいいでしょう。
はい、Aotoriアドインで簡単に条件付き検索ができます。
SQLの知識が必要ですが、検索用SQL文だけでは、そんなに難しくないので、下記の手順で簡単に実現できます。
Aotoriアドインの「検索」グループにある「検索条件」ボタンをクリックすると、「Aotori Make Select Sql」画面が現れます。
上記の図のように「where `3`='2010'」を既存のSQL文の後ろに付けるだけで、年度条件が作れます。「保存」ボタンをクリックすると登録できます。条件付きSQLを選択して「確定」ボタンをクリックすると、条件指定で検索結果が戻ります。
SQL自身が問題ないだけど、検索結果は予定通りにならない場合、where条件の指定誤りがあると思われます。カラム名「`3`」を括る「`」が必須ですし、条件の「'2010'」の型が文字列である場合、「'」で括る必要があります。
カラム名は、DBツールで確認できます。
カラム名の確認方法:上記の図のように、「_data」が付いてない入力表にカラム名が定義されます。例えば、「年度」を指定したい場合、id「3」を指定すればOKです。ここでは、テーブル作成時のカラム名が「colname」列に定義されたため、分かりやすいですね、カラム名の定義は役立ちます。
年度2010の一覧表示は、予想の通り下記図のようになります。
完成したDBファイル、Excelファイル
下記のリンクからダウンロードできます。